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上ナシ珈琲では、Kona Coffeeの最上等級”エクストラファンシー”の生豆と焙煎豆のみを取り扱い販売しています。
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こんにちは、コーヒー豆や🫘「上ナシ」のフーテンMです。
新年あけましておめでとうございます。
昨年末に慌ただしく立ち上がった我が100% Kona coffee専門店「上ナシ」、まだ行き届かないところもあるかと思いますが、今年はより一層コナコーヒーのエクストラファンシーを飲んでもらうべく、頑張りますので、どうぞご贔屓によろしくお願い申し上げます。
年末年始の休暇、長い人は今日1月5日までがお休みの方も多かったのかもしれません。明日1月6日が仕事始めですかね?
さて、年始の挨拶状となる年賀状、今年の発行枚数は14億超枚とか。
もはや年始の挨拶はLineやSNSでという方が増え、ましてや昨年は年賀状発売前に2024年10月1日に郵便料金の値上げに伴い63円から85円に値上がりしたので、一層減少しただろうと予想されます。
日本郵便による発行枚数の発表によりますと、
2023年発行・2024年用の年賀葉書 14億4000万枚
2022年発行・2023年用の年賀葉書 16億4000万枚
ピークは2003年の44億5936万枚ですから、20年で約3分の1になったんですね。
これらはあくまで年賀状の発行枚数ですから、実際に売れた枚数は30%減と想定すれば、10億枚くらいになるんでしょうか?
日本国民には赤ん坊もいれば、すでに年賀状じまいをした方もいるので、人口1億2000万人で割るのは気が引けますが、ざっと1人当たり8枚の年賀状を出した計算になります。
日本の世帯数は、2020年で5,570万世帯ですから、売れた年賀状枚数の予想10億枚を世帯数で割ると、一世帯当たり約18枚くらいは年賀状を出したのかな。
そうして考えると、やっぱりずいぶん少なくなったんですねえ。
我が家も年数が経つごとに年賀状の枚数が減り続けて絶滅の危機目前ってとこですが、それでも小まめに年1回の挨拶状を送ってくれる友が何人かいます。
そのうちの一人にミヤマ君という大学時代の同級生がいるんですが、彼とはもうかれこれ20年は会ってないでしょうか。それでも年に1回、「生存確認の意味」も込めて互いに年賀状を送りあっています。
今年のミヤマ君からの年賀状は2024年10月3日(木)〜11月28日(木)まで東京のよみうりギャラリーで開催されていたらしい「没後10年展 高倉健に、なる。」のポストカードにきちんと「年賀」と記され、近況を書いて贈られてきました。
ネットで確認すると、このポストカードは非売品らしく、入館したらもらえる貴重なポストカードだったんじゃないかのかなあ。
・・・ということは、入館時にもらった貴重な1枚をボクに寄こしてくれたことになり、ミヤマ君の手元には残ってないことになります。
でも、20年会ってなくても、ミヤマ君の考えることはボクにはわかります。
このポストカード1枚はボクの年賀状に使おうと入館した時にすぐ思ったはず。そして、間違いなくミヤマ君は別の日にもう1回、よみうりギャラリーに行ったはずです!
そして、自分用のポストカードを手に入れた!はず。
えっ、もう1回わざわざ行くのかって!?
ハイ、行ったと思います。だって自分のがないんだもん。それがミヤマ君なんです。下手したら、1回入って、一旦出て、その足で再び入館料払って2度目の入場を果たした可能性もありんす。
高倉健マニアはみんなそうするんじゃないのかなあ。ミヤマ君は、ボクにこの企画展「没後10年展 高倉健に、なる。」があったことを知らせたかったんだと思いますし、ボクが逆の立場だったら、「この前行ったんだけど、一緒に行こうよ!」って誘うでしょう。
で、企画展のあとには、高倉健について互いが未だ知らぬであろうエピソードをコーヒー飲みながら出し合うわけです。まあ、互いがいまだ見知らぬ「高倉健」についてのことなんて、もうほとんどないんですがね、たぶん。
そうそう、ポストカードといえば、2001年5月、大丸京都店で開かれた『福山小夜が描く 男の肖像 高倉健の世界」のときも、ミヤマ君はポストカードを手に入れてボクに贈ってくれました。そのときはラジオで高倉健の「旅の途中で・・・」が5年分再放送される内容が記されている2000年12月18日の朝日新聞のコピーまで付けてあった。
ありがたいねえ。しかし、ミヤマ君はどうやって嗅覚鋭くこうした企画展を見つけてくるんだろうか? あの頃は今みたいにネットもそこまで普及していなかったんじゃないのかなあ。マニアはやっぱり特殊な能力が身につくんだろうか?
今の世の中で言い直せば、これはボクとミヤマ君の「推し活」ってやつですかね。
スクラップブックをめくってみると、たぶん1993年だと思うけど、高倉健がJRAのCMでたときの雑誌の広告まであるもんね。
なんだ、こりゃあ!?ですな。
あの年は、健さんが1年間JRAのCMに出てたんですよね。で、めっちゃでっかい高倉健のポスターが貼ってあってね。あれが欲しくてね~
競馬なんてしたこともなかったし、競馬場は近くにはなかったから、場外馬券場に行って、馬券は買わないけど、「すいません、あのポスター!欲しいんです。売ってください」って頼みに行ったなあ。
もらったのかって!?
ハイ、もらいました!「画:風間完」ってなっていますね。
30年前は運よくもらえたんだけど、今どきはそうやってもらってもすぐにメルカリとかオークションで転売されるから、もうくれないそうですね。涙目で頼んでも断られるらしい。一律いっさい会社側が出さないんですな。
で、いったい何の話でしたっけ!?
年賀状からボクらの推し活の話でしたっけ!?
ミヤマ君とボクの推し活も長いねえ、もう40年近くなりますからね。
その高倉健が亡くなってもう10年。205本の主演作品だけを残して健さんは逝ってしまった。残ったのは作品とスクラップブックだけです。
倉島英二
松本正博
島勇作
杜丘冬人
門倉修造
藤野英治
潮田暁
三上英次
田島耕作
加納秀次
花田秀次郎
橘真一
浜田勇吉
高田剛一
高田剛一
阿久津剛
田島耕作
この名前を聞いてピンときます?
そう、みんな健さんが映画の主役張ったときに付けられてた名前です。
ボクがなんとかピンとくるのは、昭和残侠伝シリーズの花田秀次郎、「冬の華」の加納秀次、「網走番外地」の橘真一くらいですかね。
みんな、たぶん「倉島英二」とか「田島耕作」とか主人公の名前なんてどうでもよかったんですね?
だって映画館に「高倉健」を見に行っていたんだからね。
だから、名前はドラマ上、仕方なくつけただけで、健さんはずっと「高倉健」で映画に出ていたんだとボクは思います。
ボクのスクラップブックもそろそろ整理しなきゃいけませんね。今回はその第一弾とさせてください。
高倉健主演で繰り返し見る映画は?とか、雑誌や新聞で語られた健さんの「生のことば」をときどきここで紹介していきます。
ああ、コーヒーの豆やの「上ナシ」ですから、最後に2001年発売の雑誌「一個人」No.13に出ているコーヒーに関する記事を紹介して締めといたします。
2001年 No.13 雑誌「一個人」より
今、僕が1番好きなコーヒーは、ロー マの「タッツァ・ドーロ」というカフエで立ち飲みするコーヒー。椅子もない。女の人は豆の袋に腰かけて飲んでますね。
コーヒーの豆屋さんが焙煎して、それを待っている客にサービスで出し始めて、今では1日に5000杯も売れちゃう。
そこのコーヒーはいつ行っても美味しい。時々、ローマに住む方から豆を送って頂くんですが、やっぱりローマのあそこで飲まないと駄目。あそこで、食器洗い機で洗っても欠けないような分厚いカップで飲むのがいいんだよね。
コーヒーを美味しいと感じるのは、やっぱり旅先という場所だからでしょうか。みなさんがこの文章を読まれる頃、 僕はどこかの旅先で色っぽい風に吹かれながら美味しいコーヒーを飲んでいたいですね。
健さんにも、ウチのコナコーヒー飲んでもらいたかったなあ~
人生は続く…
迷わず行けよ!行けばわかるさ!
ダァー!
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